本藤 宜嗣
おおぎの郷在宅支援診療所
自分を頼って相談してくれる患者さんは しんどくても断らずに診てあげたいです
おおぎの郷在宅支援診療所


URL https://ooginosato-clinic.com/

 

所在地

658 - 0014 神戸市東灘区北青木1 - 1 - 3

特別養護老人ホームおおぎの郷 内

TEL 078 - 803 - 8828 FAX 078 - 803 - 8836

 

アクセス

阪神電車「深江」駅より徒歩10

 

診療時間

・外来診療 〈月・木〉900 1200

・在宅診療 〈月・木〉1300 1800

〈火・水・金〉900 12001300 1800

〈休診日〉土・日・祝

 

診療内容

内科、消化器内科

 

設立

2024

 

グループ概要

・特別養護老人ホーム ちくさの郷

・特別養護老人ホーム おおぎの郷

・特別養護老人ホーム 岩岡の郷

・介護付有料老人ホーム 甲南山手

・メディカルケアハウス 甲南山手

・ナーシングホーム 甲南山手

・介護付有料老人ホーム Le MONDO

・複合型有料老人ホーム les 芦屋

・おおぎの郷在宅支援診療所

・岩岡の郷在宅支援診療所

・六甲福祉会メンタルクリニック

les 芦屋スキンクリニック

les 芦屋デンタルクリニック

・本庄あんしんすこやかセンター

・甲南山手保育園

・甲南山手保育園ひだまり分園

・打出保育所



緊急時における万全の体制と 高度な医療提供で在宅医療を支える
法人の強みを活かした医療機関との連携が患者の安心に

 神戸市東灘区の閑静な住宅街に佇む特別養護老人ホーム「おおぎの郷」。吹き抜けの開放的な空間とアロマの香りに包まれた清潔感ある施設だ。その医療体制を強化するため、2024年に開設されたのがおおぎの郷在宅支援診療所である。院長を務める本藤宜嗣医師は、施設の常勤管理医師として入所者を支えると同時に、地域住民へ在宅医療を提供。24時間365日体制で命と向き合っている。

 広島県出身の本藤院長は、幼少期からサッカーに打ち込み、プロを志した元サッカー少年。進路に迷う中、医師という道に可能性を見出し関西医科大学へ進学。卒業後は兵庫医科大学病院で研修を積み、消化器内科で内視鏡治療に従事してきた。胃がんや大腸がんの早期発見に尽力した経験は、現在の診療にも生きている。

 転機は、社会福祉法人千種会CEOで義父の岸本敦氏から、施設医療を強化したいと相談を受けたことだった。病院受診までは不要でも在宅生活が困難な高齢者を支える体制を構築したい――その答えが在宅医療だった。こうして診療所が誕生した。

 訪問範囲は神戸市東灘区を中心に芦屋市、西宮市まで広がる。超音波や心電図などの機器を携行し、人工呼吸器管理や腹水穿刺、点滴、酸素投与にも対応。軽度の肺炎なら自宅で治療可能だ。基幹病院との連携も密で、必要時は迅速に入院へつなぐ。法人内の訪問歯科や看護とも協力し、医療資源を最適に組み合わせる姿勢を重視している。

 特養の管理医師としても常勤で関わり、利用者の安心感向上に努める。本藤院長は「医師の役割は医療資源を適切に配置すること」と語る。訪問看護や地域包括支援センターとも連携し、医療だけでなく福祉面からも課題解決にあたる。一方で、不安を抱える患者や家族のもとへは自ら駆けつける機動力も強みだ。

 特に印象的なのは、がん末期患者の在宅看取り。毎週訪問し疼痛管理や腹水処置を行い、最期をご家族に囲まれて迎えた。「先生でよかった」との言葉に、在宅医療の意義を実感したという。患者と家族双方の思いを丁寧に聞き、納得できる着地点を探る姿勢を貫く。

 今後は体制の成熟化と後進育成が目標だ。医師を増員し、チームで支える組織へ発展させたいと考えている。支えてくれた兵庫県医師会関係者や岸本CEOへの感謝を胸に、本藤院長の挑戦は続く。地域に根差した在宅医療の拠点として、診療所は着実に歩みを進めている。