玉里 芳直
TOTALMASTERS 株式会社
これから発展していくアジア地域に我々の技術をもたらすことで、 環境負荷の軽減に貢献したいと考えています
TOTALMASTERS 株式会社

https://totalmasters.jimdofree.com/

 

所在地

〒511 - 0808

三重県桑名市下深谷部808 - 3

TEL 050 - 8884 - 6179 FAX 050 - 3164 - 5580

 

設 立 2004年

 

資本金 2,000万円

 

従業員数 25名

 

事業内容

土木事業、土木領域のICT 技術サービス事業

 

企業理念

国土を育み、国民を豊かにする

日々勉強、向上のために努力する。

世界に挑戦し、世界と技術を共有する。


ICTを活用した近未来の土木現場の実現を目指す
若者が魅力を感じられる働きやすい職場環境を追求

 TOTALMASTERS株式会社は、独自開発した油圧ショベル後付けガイダンスシステム「WAKUTECH」を駆使し、土木工事現場の効率化や働きやすさ向上に取り組む企業である。「WAKUTECH」は2017年から本格的に始まった新規事業で、日本の土木業界が抱える3K問題に挑戦する試みだ。創業者である玉里芳直代表は、現場の働き方を安全で格好良く、無理なく行える環境に改善したいと、情報通信技術(ICT)を活用した独自のシステム開発に着手した。建機に後付け可能なガイダンスシステムは、従来の現場の属人的な作業をデジタル化し、効率性と安全性を同時に向上させることができる。

 独立当初は地域密着型の下請け業者として活動していたが、東日本大震災で被災地復興支援に赴いた経験が、玉里代表の仕事観を大きく変える。地元の人々に感謝される中で、自身が本当にやりたいのは困っている人々に役立つ仕事だと再認識した。さらに、国土交通省主導の「i-Construction」に触れ、建設現場の次世代技術の可能性を実感。ICTを用いた施工やデータ化によって、職人の勘や経験に頼らず、誰でも効率的に高品質な工事を行える仕組みに大きな魅力を感じた。

 この経験を踏まえ、2017年頃から独自にシステム開発に着手。開発には元SONYの技術者、前川博俊氏の助力があった。前川氏は玉里代表の構想に共感し、技術的な課題を解決する重要なパートナーとなった。さらに、ブランドロゴは初代プレイステーションのデザイナーに依頼するなど、ブランディングにもこだわり、「WAKUTECH」の世界観を確立した。システムは、建機に取り付けたGNSS受信機やIMUセンサー、専用アプリで構成され、現場での作業を効率化。MGS(マシンガイダンスシステム)は販売せず、普及のため初期コストを抑え、より多くの現場で利用できるよう工夫されている。さらに遠隔操作やベテランの技術蓄積を可能にするMCS(マシンコントロールシステム)も導入し、将来的なAI活用や無人建機操作の布石とする。

 2025年にはベトナムやインドネシア、インドなどアジア地域への展開を視野に入れ、日本で培ったICT施工ノウハウを提供し、環境負荷の軽減や災害復興支援にも貢献する計画だ。限られた資金やリソースの中でも、ブルーオーシャンであるi-Construction分野の深掘りにこそ商機があると分析する玉里代表の挑戦は、デジタルと現場の融合によって、土木建設の未来を切り開こうとしている。