西畑 恭二
株式会社ニシハタシステム
危機意識を風化させず、実際に災害時に予断なく動けるように。 日常的に防災に纏わる様々な物が忘れられないように、 伝え続けていきたいと思います
https://www.nishihata-system.jp/
所在地
<本社>
〒590 - 0985 大阪府堺市堺区戎島町3 - 22 - 1 南海堺駅ビル4F
TEL 072 - 224 - 8800 FAX 072 - 224 - 0010
<東京支社>
〒102 - 0094 東京都千代田区紀尾井町3 - 32 紀尾井町WITH3F
TEL 0120 - 775 - 956
設立 2004 年10 月
資本金 1,000 万円
従業員数 26 名
事業内容
緊急地震速報販売業務、放送設備等販売及び施工業務、NTT 回線取次業務、電気通信コンサルタント業務
企業理念
世のため人のために、感謝と謙虚を持って、社会貢献を体現する、当たり
前の防災を体現する
緊急地震速報機器と保育施設向けIP無線機の普及に尽力
人間の記憶は時間と共に曖昧になる。地震や津波、水害などの災害も例外ではない。1995年の阪神・淡路大震災や2011年の東日本大震災は甚大な被害をもたらしたが、報道で思い出す人も多い。近年では2024年の能登半島地震や南海トラフ地震臨時情報で防災意識は高まったが、持続するとは限らない。
「備えるだけでなく、災害時に必要なものを日常から溶け込ませておくことが重要です」こう語るのは〝当たり前の防災を体現する〟を企業理念に掲げ、防災を日常に根付かせる事業を行う、株式会社ニシハタシステムの西畑恭二代表。
同社は緊急地震速報機器の普及や保育施設向けIP無線機の導入など、防災意識を日常化する事業を展開する。緊急地震速報は、数秒前に揺れを予知し、死傷率を最大95%減らせるが、企業への普及率は低い。そこで同社は、災害時に無料で飲料を提供する自動販売機との提携で、企業負担ゼロで機器を設置可能にした。企業は災害対策と社員の安全確保を同時に実現でき、飲料メーカーは社会貢献活動としての評価も得られる。
特に幼児のいる保育施設では、災害時に迅速な判断や情報共有が必要である。同社のIP無線機「伝シリーズ」は、スマートフォン感覚で全国どこでも使用でき、園内外の職員に一斉伝達が可能だ。日常業務で使用することで、災害時の混乱を防ぎ、保育環境を守る。2025年2月現在、約3000園が導入し、内線や散歩時、送迎バスで活用されている。無線機を日常的に使うことで、災害発生時も操作に戸惑わず、即座に避難や安全確保に動けることが強みだ。
また、同社は災害支援団体と連携し、能登半島地震後の保育施設復旧のためクラウドファンディングや無償貸与を実施。日本保育防災協会として、防災講習や動画配信も行い、約4500名以上の園関係者が参加している。西畑代表は「恐怖や衝撃は徐々に薄れる。過去から学び、日常的に防災意識を保ち、災害時に予断なく行動できる力を育てることが業界の役割」と話す。
岩手県宮古市重茂姉吉地区には、1933年の津波について伝えた石碑がある。ここに刻まれているのは「津波はここまで来る。ここより下に家を作ってはならない」という旨の忠告だ。東日本大震災で、これを守り続けた区民全員が生還を果たした。
ニシハタシステムはこの石碑のように長く、そしてこれより広く防災の重要さを啓蒙すると共に、被災し困難に見舞われた人々へと、その手を差し伸べ続けていく。