中堀 一郎
株式会社創発システム研究所
これからは技術力でインフラの維持・管理をする時代だと考えています
株式会社創発システム研究所

https://sohatsu.com/

 

所在地

〒650 - 0035

神戸市中央区浪花町64 三宮電電ビル3F A - 2

TEL 078 - 325 - 3220 FAX 078 - 325 - 3221

 

設立 2000 年

 

資本金4,000 万円

 

従業員数23 名

 

事業内容

環境分析、省エネ検討、ソフトウエア開発、計装システム開発、情報通信機器の開発および製造

 

企業理念

創発システム研究所は、お客様との信頼関係を大切にし、人に安心で快適な環境を提供いたします。

(1)道路トンネルのビジネスを通じて社会に貢献する

(2)常にイノベーションを会社の推進力とする

(3)顧客の満足度を大切にする

(4)社員とすべての関係者(ステークホルダー)の成長・発展を基本とする


アジア地域で “リージョナルニッチトップ”企業を目指す
外国人スタッフを積極的に登用、海外市場開拓も本格化

 創発システム研究所は、工学博士で電気工学専攻の中堀一郎氏が創業した。2025年4月に創業25周年を迎え、道路トンネルの換気制御システムや高速道路の交通計測システムというニッチ市場で、先進的な製品やサービスを提供している。中堀氏は京都大学で電気工学を学び、大学院修了後、三菱電機に入社。中央研究所でサイリスタを活用したインバータ技術や道路交通流理論の研究に従事し、中央自動車道恵那山トンネルの換気制御ソフトを開発。その後、制御製作所に移り、公共事業に関わる12年間で道路トンネルのコンピュータ制御システムを手掛け、関越トンネルの換気検討委員も務めた。公共部長や産業システム研究所所長として研鑽を積み、定年前に独立を決意した背景には、米国コロンビア大学でのマネジメント研修で企業経営の奥深さを知った経験がある。

 創業当初は三菱電機の道路トンネル換気制御ソフトウェアのライセンスを取得し、ソフト開発から事業を開始。「モデルベース予測換気制御ソフトウェア」は英国ダンディー大学との共同研究で完成し、道路会社の標準仕様として多くのトンネルに適用されている。省エネ運転を可能にする「インバータ換気動力盤」は、国際換気学会で発表し最優秀論文賞を受賞、特許取得した。さらに、レーザー技術を活用した車両検知器「レーザトラカン」も開発。従来のループ式トラカンに比べ、設置やメンテナンスが容易で精度も高い。

 現在の主力事業はソフトウェア、インバータ換気動力盤、レーザトラカンの3本柱で、従業員数は23名。ジェットファン用インバータ換気動力盤は兵庫県「ものづくり大賞」や発明賞を受賞、日本国内150台のジェットファンに採用されている。レーザトラカンはNEXCOの標準仕様となり、累計約200セットを納品。降雪時の精度低下も点群処理アルゴリズムで改善され、多車種検知に対応する開発も進む。JICAのODA事業により、ネパールやフィリピンのトンネル設備にも換気制御盤とインバータ換気動力盤が導入される予定だ。

海外展開にも積極的で、現在5カ国8名の外国人スタッフを採用し、全社員の約3分の1を占める。神戸本社では日本語、英語、フランス語が飛び交っている。

 今後はアジア地域を中心とした「リージョナルニッチトップ」を目指すと同時に、少子高齢化や人手不足に対応したAI活用の道路インフラ維持・管理システムの開発にも注力。従来のノウハウをAIに組み込み、少人数でのオペレーションやメンテナンスを可能にするシステム構築を推進。「常にイノベーションを会社の推進力とする」という創業精神を維持し、国内外での成長を目指している。