碓氷 浩敬
株式会社スター交通
"付加価値が高く皆に感謝してもらえる"分野で、日本一を目指したい。 誰よりも相手の利益を考えた仕事をしていきたいです
株式会社スター交通

URL https://www.s-koutsu.com/

 

所在地

〒370 - 0532

群馬県邑楽郡大泉町坂田256 - 2

バス事業部 TEL 0276 - 20 - 1075 FAX 0276 - 20 - 1076

民間救急事業部 TEL 0276 - 20 - 0109

 

設 立 2011 年6 月

 

資本金 1,500 万円

 

従業員数 30 名

 

事業内容

民間救急事業、貸切バス企業

 

企業理念

スター交通乗務基本 5 つのS

・Safety(セーフティー)安全第一

・Service(サービス)お客様の立場にたって旅のお手伝い

・Smile(スマイル)心からの笑顔で対応

・Seiketsu Seisou(清潔清掃)常時車内空間を清潔に保ちます

・Seiriseiton(整理整頓)リラックス出来る車内空間を提供します


民間救急や福祉輸送を行うオンリーワンの旅客輸送事業者
志高い人材が集まり困った人々の元へ駆けつける

 歩道橋の階段を、重い荷物を脇に置きながら一段ずつ上る高齢女性。その姿に気づいたとき、ためらわず手を差し伸べられる人はどれほどいるだろうか。株式会社スター交通では、スタッフが即座に駆け出し自然に支援へ向かうという。代表の碓氷浩敬氏は「輝くのは現場のスタッフ。私はその舞台を整える役目」と語り、社員一人ひとりが誇りを持って働ける環境づくりに力を注いでいる。

 同社の柱の一つは民間救急事業。横になったままの通院や転院、医療処置を伴う搬送など、専門的配慮を要する移動を担う。意思疎通が困難な重篤案件にも対応できる体制を整え、コロナ禍では感染症患者の搬送に奔走した。2024年の能登半島地震では、航空自衛隊小松基地に運ばれた被災者を各地の病院へ搬送。不安を抱える傷病者に対し「これから向かう場所には電気や暖房があり、温かい食事もあります」と丁寧に伝え、心を落ち着かせた。高度な搬送技術だけでなく、安心を届けたことで、現地で“ヒーロー”と呼ばれた。

 長時間の県外搬送では体位や車両の揺れに細心の注意を払い、痛みや不安を最小限に抑える工夫を重ねる。患者や家族から寄せられる感謝の言葉は、金銭的報酬とは異なる深い満足感となり、スタッフの自己肯定感と使命感を育てている。

 イベント救護にも力を入れる。夏祭りではエアコン付きバスを救護室として配置し、熱中症や体調不良に対応。嘔吐の処理にあたっても「汚い」といった否定的な言葉は使わず、楽しい思い出が悲しい記憶にならないよう心を配る。また、日本に数少ない全身型訓練人形を用いた救命講習は実践的で、企業や介護施設から高い評価を得ている。

 さらに特徴的なのが精神障害者搬送への取り組みだ。家族だけでは説得が難しいケースに対し、警察と連携しながら複数名で自宅を訪問し、時間をかけて対話を重ねる。収益性は決して高くないが、「最後の砦」として自傷他害を未然に防ぐ役割を担う。

 バス事業では福祉輸送に特化し、保有車両の半数がリフト付きバスという充実ぶり。特別支援学校の教育旅行では救命士や有資格運転手が同乗し、教師の負担とリスクを軽減する。万一の発作や体調急変にも迅速に対応できる体制は、学校現場から厚い信頼を集めている。

 車両や資機材への投資も惜しまない。業界平均を大きく下回る車齢を維持し、スタッフが誇りを持てる環境を整備。「お金は二の次。困っている人を助けることが最優先」と語る碓氷代表の姿勢は、無償協力の依頼にも表れている。規模の拡大よりも、付加価値が高く多くの人に感謝される分野で日本一を目指す――その志のもと、スター交通は今日も誰かの不安に寄り添い続けている。