大東 章男
株式会社ダイプラ
社員が新しいビジョンを抱いて豊かな 人生を自ら選択し、歩んで行けように なることを当社の目的としています
株式会社ダイプラ

https://www.dai-pla.co.jp/

 

所在地

〒537 - 0003

大阪市東成区神路2 - 2 - 7

TEL 06 - 6977 - 5735 FAX 06 - 6977 – 5736

 

設 立 1989 年1 月(創立1958 年8 月)

 

資本金 1,000 万円

 

従業員 数正社員14 名 役員5 名(2024 年8 月現在)

 

事業内容

プラスチック射出成形

【取扱品目】

スーパーエンジニアリングプラスチック製

半導体製造装置部品、液晶画面搬送部品、医療機器関連部品、情報通信機器関連部品、業務用拡声器部品、センサー部品、三次元細胞培養プレート

 

経営理念

人と地球環境を尊重したものづくりを通して、

自己のビジョンを求め実現し得る企業として邁進する


スーパーエンプラを扱う射出成形の第一人者
社員が愛されていると知り、新しいビジョンを抱ける職場 社員

 溶融されたプラスチックが、射出成形機に取り付けられた金型に注入され、ロボットの手が小さなランナーを摘み出す。その両端にある小さなパーツが、日本の産業を支える部品である。これを製造しているのが大阪にある町工場、株式会社ダイプラだ。

代表取締役会長の大東章男氏は同社について「設計支援、製造などは全て当社が担当し、お客さんはイメージを出すだけで満足な製品が手に入る。そんな製造業でありながら、サービス業でありたいのです」と述べる。

同社はスーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)の導入に思い至り、ドイツ製のインジェクション成形機に巡り合う。

「全自動成形は横型、インサート成形は竪型に金型を開閉する必要があります。その機械は竪にも横にもなる夢のような機械です」

ある年、スーパーエンプラの最高峰PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)を使用する部品の製造について相談を受け、スーパーエンプラの受注は増加。同社はその技術を求められ、2008年に上場企業であるA社の傘下へ入り、大東会長はA社の役員とダイプラの代表取締役を務めることとなった。

一方、2011年にはダイプラの売却が検討され始める。特殊な技術に興味は持たれたが、技術面の知識を一手に引き受けていた大東会長は、A社の役員を任されている状況で売却は難航。ある売却先候補の企業では「大東さんがいないと意味がないから買いません」と言われ、A社の反対を押し切って、売却に先行しその企業へ勤めることに。しかし、売却時期が希望に沿わず、最終的に売買は実現しなかった。

そうしてとうとう、大東会長個人に対しダイプラの購入を提案される。大東会長は「ゼロから再スタートするのだから、スーパーエンプラに特化したい」と、営業担当者へ「損益などを鑑みて1.5倍から2倍の見積もりを引き合い先に提示しよう。そうでなければ会社が潰れる。難しいかもしれないが、粛々と見積もりをして受注が決まるまで頑張ろう」と伝え堅忍不抜の時を過ごす。

営業努力を続けると高い技術力を求められて受注は増え、苦心の末、〝スーパーエンプラのダイプラ〟と呼ばれるようになっていく。

大東会長が精力的に同社を導くことができたのは「素晴らしい社員とドイツ製の機械が揃い、スーパーエンプラを扱う。自分が作りたいと考えた会社を経営できること」がモチベーションになっているからだという。

大東会長は最後に「会社を一旦は手放し、4年後に買い戻すことができた道程には、現社長の森田吉彦氏、それにいつも私のやりたいことに協力してくれる事務所のメンバー達の尽力が、欠かせなかった。心からの敬意と感謝を表します」と付け加えた。

 

(文章一部抜粋、完全版は書籍をご覧ください)