代表取締役 砂金 英輝
株式会社宮城衛生環境公社
きつい、汚いなどの印象を払拭し、社員の社会的な地位を向上したいのです
URL
https://www.miyagi-ek.co.jp/
所在地
〒989-3432
宮城県仙台市青葉区熊ケ根字野川26-6
TEL 022-393-2216 FAX 022-393-2218
設立
1982年2月
資本金
3,000 万円
従業員数
178 名
事業内容
一般廃棄物、産業廃棄物、特別管理産業廃棄物収集運搬
産業廃棄物最終処分(陸上埋立、安定型)、産業廃棄物中間処分(選別・破砕)
建築物飲料水貯水槽清掃業、建築物排水管清掃業
下水道管、その他配管清掃
浄化槽、汚水処理施設維持管理清掃
除雪、凍結防止作業
雑草除去作業、各種解体・土木舗装工事一式
その他の清掃業務とこれに関わる諸工事
企業理念
「明るい衛生環境づくり」(茶色を緑色へ)
1.明るい衛生環境とは、一人ひとりの生活環境を衛生的に維持(清掃)する。
2.明るい衛生環境とは、暗いイメージの場所をきれいに明るくする。
それによって一人ひとりの心が明るくなり、生活環境の美化に貢献する。
3.宮城衛生環境公社は「明るい衛生環境づくり」を通じて、心を笑顔にする。
(みんなの笑顔に貢献する)
『縁尋機妙 多逢聖因』 仙台のライフラインを支える一翼
株式会社宮城衛生環境公社
代表取締役 砂金 英輝
ごみ収集や除雪・融雪、上下水道や浄化槽などのライフラインについて請け負う宮城衛生環境公社は、“明るい衛生環境づくり(茶色から緑色へ)”という企業理念を持つ。
3代目代表取締役の砂金英輝氏は、静脈産業への偏見と闘い印象の改善を図ることで、社員の未来が明るくなるよう尽力を続けている。
宮城衛生環境公社は、仙台市の約半分のエリアにおける家庭ごみ収集を担当。浄化槽の維持管理、市道の融雪・除雪、上下水道の維持管理に関わり、さらに大雨が降った際の対応などライフラインの一端を担う。業務だけでなくコミュニケーションにも力を入れ、地域住民に愛されている。
創業者である佐藤会長が提唱した『汚い』イメージを払拭する方針を継承した上で、砂金社長は“人と社会に良い影響を与える環境をつくる。今後「あってもいい企業」は消える。「なければ困る企業」だけが勝ち残る”という経営方針を打ち出す。
「当社は生活に不可欠な業務を行う、『あってもいい企業』です。しかし、世間に良い影響を与える会社になり、『なければ困る企業』として持続していかなければ」
砂金社長はSDGsや地球温暖化問題といった環境問題が深刻化すると、宮城県で初めて〝再エネ100宣言RE Action〞に参加し活動を開始。太陽光パネルは、売電ではなく自家消費のために設置、100%再生可能エネルギーで電力を賄っている。
乗用車タイプの車両を順次、電気・燃料の両方で走れるPHVへと変更。ごみ収集車には公道を走る車両として東北初の次世代バイオディーゼル燃料導入。また、全車両にタブレットを搭載している。
結果、宮城県ストップ温暖化賞や東北地域カーボン・オフセットグランプリ、東北地域カーボン・オフセット部門では優秀賞を受賞。環境省の脱炭素ハンドブックにもモデルケースとして掲載された。
「廃棄物を扱う業界は生活に必要ですが、働いている人達は下に見られがちです。その印象を払拭し、社員の社会的な地位を向上し、当社に留まらず静脈産業の地位を向上させたい。社会の役に立っていることを、世の中に意識し、認めてもらいたいのです」
それは、砂金社長が一番望むものに帰結する。社員の幸せだ。
「社員の幸せを願う気持ちが、脱炭素などに繋がりました。我々の職業から発展して、世の中の平和にも繋がっていけば良いな、と思います」
「世界平和が夢」だと話す砂金社長。社員のために環境のためにと歩み続けて縁を手繰りよせたその先は、壮大な夢の実現へと繋がっているのだろう。
(文章一部抜粋、完全版は書籍をご覧ください)