平元 周
横浜総合病院 理事長・院長
「心技一如」で質の高い丁寧な医療の提供を心がけています
URL
http://yokoso.or.jp
所在地
〒225-0025
神奈川県横浜市青葉区鉄町2201-5
TEL
045-902-0001(代)
FAX
045-903-3098
アクセス
横浜市営地下鉄 田園都市線「あざみ野駅」下車
バス3番乗り場より すすき野団地行・虹ヶ丘営業所行 もみの木台下車徒歩7分
※無料バス運行中(あざみ野駅他より)
【車】 国道246号市ヶ尾交差点より約10分
東名横浜青葉インターより約10分
診療科目
脳神経センター、ハートセンター、消化器センター、糖尿病センター、内科、整形外科、産婦人科、小児科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、形成外科、乳腺外科、スポーツ整形外科、歯科口腔外科、救急科、在宅科
設立
昭和51年12月
病床数
300床
診療時間
診療理念
心技一如
困った時に助けられる患者の事を考えた医療の提供
地域に根差した専門性の高い医療の提供を目指している横浜総合病院。1976年に設立した「すすき野中央クリニック」が前身で、1980年には隣接する土地に新病棟を構え、「横浜北病院」と改称。1982年には法人化し、「横浜北中央病院」と名称を変更した。現在の病棟は1988年10月、新たに開設され、病床も300床とそれまでの105床から大きく拡大した。
平元周院長が横浜総合病院に赴任したのは1989年9月。以前在籍していた病院の先輩医師に誘われたのがきっかけで、新天地でのキャリアがスタートした。「地域の人が困った時に助けてあげられる、患者の立場を考えた医療の提供」を心掛けている同病院では、「心技一如」(しんぎいちにょ)を病院の理念にしている。
平元院長は自身が専門にする脳神経外科にとどまらず、内科やハートセンター、消化器センター、産婦人科等に加えて、増加を続ける高齢者までを含めた総合的な医療の提供を重視している。
現在、平元院長が横浜総合病院で強化しているのは高齢者医療だ。その背景には加速する高齢化社会と地元地域の特性が関係している。
横浜総合病院のある横浜市青葉区は、平均寿命が高い地域として全国1位に輝いたことがある。外来でも高齢者が多く、「生活習慣病や糖尿病、高脂血症などにもしっかりと取り組まないといけない。増加している認知症患者も多い」と指摘する。
寝たきりになる要因である脳卒中や認知症、骨粗鬆症疾患にも力を入れている。
「私の両親も突然、認知症になってしまったのですが、その経験からも、やはり病気にならないよう予防していくことが最も大事だと思います。その取り組みの1つが、外来で実施している骨密度チェック。将来、歳を取った時に比較できるよう今から調べておくのも重要だと考えています。寝たきりでは生きている意味がないと思うからです。認知症にならないように生きていく。そして最後は自己決定で、無駄な延命治療はしない。そういった医療を実現できれば理想的です」
資金が必要なため、すぐに実現できるわけではないが、「この地域でこの病院を療養型の要素も採り入れて400床くらいに増やし、高齢者医療を展開しながら在宅までカバーする医療をしっかりやる」という夢を平元院長は抱いている。災害時に対応できる病院としても役立ちたいとの想いもある。
「女性の医療従事者のために病院の近隣に、保育から学童までを見られる施設を作れれば、働く場を提供することができます」
次世代へ向けて、「体制を整え、しっかりこの病院を引き継いでいきたい」と語る平元院長。壮大な夢の続きはどう発展していくのか楽しみである。
(文章一部抜粋、完全版は書籍をご覧ください)