渡辺 正樹
渡辺クリニック 院長
中年期・老年期・老後・発症後と、主に4つのカテゴリーに分けて認知症治療を行なっています
渡辺クリニック

URL

http://www.watanabe-cli.net/


所在地

〒460-0004

名古屋市中区新栄町1-3 日丸名古屋ビル3階


TEL

052-955-5060


FAX

052-955-5080


アクセス

・地下鉄栄駅5番出口より徒歩2分


診療科目

神経内科(認知症、動脈硬化、自律神経失調症が専門)


設立

平成12年


診療時間

<月~金> 9:00~12:00、14:00~17:00
<土> 9:00~12:00
<休診日> 日・祝


認知症8つのポイント
1.認知症は早期発見が大切
2.早期発見して適切な治療・訓練をすれば認知症はそれほど進まない
3.やるべき検査や予防をしていれば物忘れを心配しすぎるのは逆効果
4.認知症の多くはアルツハイマー病
5.認知症の中核症状は記憶障害
6.ダメな認知症は問題行動(性格変化、被害妄想、拒絶など)と寝たきり
7.ダメな認知症にならないようにするには前頭葉を鍛えること
8.介護保険を早く取ること、介護者の健康を第一に考えること

名古屋・栄で患者から絶大な信頼を集める神経内科クリニック
“渡辺式認知症ケアシステム”を確立して高齢者を支える

渡辺院長は個々の患者ごと、そして患者の世代ごとに、生活スタイル・食事・運動という3つの観点から、最適なプログラムを立てて認知症の治療にあたっている。 


「“渡辺式認知症ケアシステム”として、中年期・老年期・老後・発症後と、主に4つのカテゴリに分けて認知症治療を行っています」


【中年期40~60代】認知症予防を目的に、アミロイドの蓄積を防ぐための、「メタボ対策」を治療の核として行っていく。認知症の根本原因を排除することのできる治療とあって、「本来はこの早期のタイミングで患者さんに認知症予防の意識を持って、受診頂くのがベスト」と声高に話す。


【老年期65歳~74歳】この段階におけるテーマは、「ストレス対策」だという。「増えたアミロイドの狂暴化を助長させる最大の要因がストレスです。当院ではストレスに深く関わる自律神経の状態を詳しく調べることのできる“心拍変動パワースペクトル解析”という検査を導入しています。こうした検査をもとに、ストレス原因を排除できるような治療プログラムを立てさせて頂きます」


【老後75歳以降】この年代におけるキーワードは、「フレイル」だという。「認知症を発症するか否かの最後の砦といえるのがこのフレイル対策です。フレイルとは“虚弱”という意味で、身体的、精神的機能の衰えのことをいいます。機能の衰えによって神経細胞間で情報を伝える神経ホルモンが減少します」


食事指導に加え、筋トレ・脳トレの指導を患者に合わせて行い、神経ホルモンの減少を防ぐことで認知症を防いでいる。


【発症後】渡辺院長は「EQ(心の知能指数)アップが大切」と言い、“もくもくワクワク”の取り組みを行っている。


「もくもくとは運動や単純作業など、1つのことを黙々とずっと続ける行動をいい、これによって脳内にセロトニンが分泌され、不安や興奮といった情緒不安定を無くすことができます。ワクワクは、読書・スポーツ・映画・旅行といった自分の好きな趣味など、日常あまり味わえない特別なことを楽しむことで、脳内にドーパミンが分泌され、集中力や記憶力が高まり、何事にも意欲的に取り組むことができるようになるのです」


認知症患者とともに近年増えているのが、起立性調節障害(以下OD)の子どもだ。ODは自律神経失調症の一種で、同院で治療プログラムも確立しており専門的に対応できる。


認知症とOD。どちらも治療には専門的な知識やノウハウの求められる難しい分野だが、渡辺院長はこれら2つのスペシャリストとして、今後も悩める患者と真正面から向き合い続けていく。


(文章一部抜粋、完全版は書籍をご覧ください)