山城 弘充
圏央所沢病院 透析センター長
当院の透析治療の取り組みを全国の方々にぜひ知って頂ければと思います
透析センターURL
https://sijinkai-group.com/dialysis/index.php
病院URL
https://sijinkai-ken-o.com/
所在地
〒359-1106
埼玉県所沢市東狭山ヶ丘4-2692-1
透析センター直通TEL
04-2920-0529
外来受付TEL
04-2920-0506
病院代表TEL
04-2920-0500
FAX
058-239-8216
透析クール
Aクール(月・水・金)
Bクール(火・木・土)
時間は8:00~ 8:30~ 13:20~ 14:00~
腎臓内科外来診察時間
※火曜・木曜の診察は完全予約制
透析センターからのメッセージ
当院の透析センターは2019年4月に新規移転し、既存44床→112床の透析センターになりました。
新しい透析センターでは、「患者様に寄り添った透析医療」をテーマに多くのコンセプトを取り入れております。
全床オンラインHDFをはじめ、合併症対策としての運動療法や栄養管理、フットケアの一環であります、「高濃度炭酸泉」の導入、快適な透析時間を実現させるための「輻射空調」の設置など、治療面や環境面において充実した透析環境となっております。透析主治医を中心に臨床工学技士、看護師1名ずつが各患者様の担当となり、日々の透析ライフ全般をサポートさせていただいております。
併設施設への入居で全国からの透析患者を受け入れる
患者の快適に繋がる様々なアイデア・工夫が施されている透析センターに備わる112床の病床の内訳は1階が60床の外来透析(内4床は個室透析)。2階が18床の入院透析(内4床が個室透析)と34床の外来透析となっている。ご自宅から通われる透析、グループ施設から通われる透析、そして入院透析と、患者様のニーズに合わせた透析スタイルを取って頂ける点も当センターの強みだと言っている。
圏央所沢病院・透析センターでは、“オンラインHDF”と呼ばれる治療が用いられている。「今の主流の治療法で、従前の治療法よりもあらゆる面で優れています。この治療法により、関節痛、皮膚症状、食欲不振、透析中の低血圧、貧血が改善されるなど、合併症の発生抑制に大きく寄与しています。
また、同センターではチームを組んで、様々な合併症対策を患者に提供している。
1つ目がフットケアチームだ。「透析患者様は足の血流が悪くなりやすいと言われています。それに対して当院の専門スタッフが定期的な観察や必要に応じた検査・処置を行わせて頂きます」
2つ目が栄養管理チームだ。「日々の食生活も合併症の予防には非常に重要ということで、栄養関連の知識を習得したスタッフを中心に、あらゆる角度から栄養面のサポートを実施致します」
3つ目が運動療法チームだ。透析患者の運動量はかなり少なく、その影響で食事摂取量が減りやすいこと、透析中の血圧も下がりやすいことが知られている。
最後に高齢透析対策チームだ。「担当のスタッフがご家族との面談や情報収集、情報提供、食事管理や服薬管理、通院支援の相談など幅広いサポートを行わせて頂いております」
さて、腎臓機能が10%にまで低下した段階が透析治療を受けなければならない一定の目安と言われているが、そうなる前の段階を保存期という。山城医師は透析患者を診る一方で、外来において保存期の患者も数多く診ている。「血液検査の値で患者様の腎臓の状態をある程度把握することができます。また今は悪化を防ぐ良い薬もありますので、保存期の患者様は早い段階で当センターの受診を受けて頂きたい。早期であれば高い確率で将来の透析を予防することができますから」と山城センター長は説明する。
透析前の保存期、そして透析治療を行う段階である導入期。さらに定期的に透析治療を行っていく維持期。維持期においては自宅や施設からの通院透析と入院透析に対応し、加えてリハビリ、管理栄養士、検査技師など多職種連携での質の高い合併症対策も受けることができる圏央所沢病院・透析センター。全スタッフが一体となって良質な医療と生活を支える手厚いサポートを提供していく。
(文章一部抜粋、完全版は書籍をご覧ください)