寺坂 俊介
社会医療法人 柏葉会
柏葉脳神経外科病院 理事長
この地に今後も安心して住み続けてもらえる切れ間のない医療を提供したい
社会医療法人 柏葉会 柏葉脳神経外科病院

URL

http://kashiwaba-nougeka.or.jp


所在地

〒062-8513

札幌市豊平区月寒東1条15丁目7番20号


TEL

011-851-2333


FAX

011-851-2131


アクセス

・下鉄東豊線「福住駅」下車(徒歩約5分)

・【中央バス】【空港連絡バス】福住バスターミナル下車(徒歩約5分)


設立

昭和46年


診療科目

脳神経外科・脳神経内科・循環器内科・リハビリテーション科・麻酔科


病床数

144床(一般:70床、SCU:12床、地域包括ケア:18床、回復期リハビリテーション:44床)6床(コロナ専用病床)


診療時間

<月~金> 9:00~17:00
<休診日> 土・日・祝


診療理念
信頼と尊敬の医療

かしわば記念クリニック

所在地

〒062-0051

札幌市豊平区月寒東1条15丁目36番17号


TEL

011-851-2580


設立

令和3年


診療科目

脳神経外科・脳神経内科


診療時間

<月~水・金> 9:00~17:00
<土> 9:00~12:00
<休診日> 日・祝

URL

https://www.kashiwaba-nougeka.or.jp/kinen-clinic/

クリニックや高度な医療センターなど、次々に新設し地域に寄り添う大改革
50年の歴史をもつ脳のエキスパートが集まる病院

柏葉脳神経外科病院では、コロナ禍の2021年にコロナ専用病床が設立された。コロナ感染且つ脳疾患発症の患者を診ることがコンセプトだ。脳卒中で倒れ搬送されてくる際に意識がないと、濃厚接触や家族の感染者の有無など病歴を確認することが難しかった。


「頭になにか病気があって来院しているのに、コロナ陽性だからと他の病院へお願いすることはポリシーに合わず耐えがたいものでした」と寺坂院長は振り返る。


「脳出血やくも膜下出血など頭の病気は発熱することが多いが、専用病棟を設立以降はコロナ前とあまり変わらない形で、発熱があっても患者さんを受け入れることができるようになりました」


その後、敷地内にかしわばワクチンクリニックを開院。患者を誰一人取り残さない活動を目指している。


脳血管病に対して質の高い治療を提供するべく、高度脳血管病センターを設立。先進テクノロジ―を使った治療を数多く経験してきた中山先生をセンター長に迎えた。


さらに、先端医療研究センターを新設。新潟大学の脳機能解析を専門とした松澤先生をセンター長に迎え、MRIの画像を使ったり動作解析したりしながら連携・協力している。


また、ふるえ外来を開設し、治療を諦めていた患者から非常に喜ばれたという。ふるえの軽減を図る治療として新たにスタートしたのが、MRガイド下集束超音波治療(FUS)だ。


FUSは、MR装置でふるえの原因となる病変部を正確に確認し、多くの超音波を集めて照射する。患者と会話し症状改善や副作用の有無を確認しながら、段階的に治療を進めていく。従来の手術と異なり、放射線の被ばくや全身麻酔、頭蓋骨に穴を開ける必要がない。出血や感染症のリスクも少ない。長年ふるえに悩まされてきた患者からは「自分で箸を持ってご飯が食べられる」「また字を書くことができるようになった」と喜びの声が上がった。


「この地の高齢者の方々に今後も安心して住み続けてもらえるように、切れ間のない医療を展開したい」と寺坂院長は目を輝かせる。


その準備として2021年、かしわば記念クリニックが分離し、在宅をスタートさせた。翌年には、介護事業部が部署として独立した。


昨今、相部屋を好まない患者が多いことから、部屋数を増やすため別の土地に移転を決意。同区内に札幌リードタウン平岸ベースという、住まいと商業施設を組み合わせた「まち」が誕生する。その中央に柏葉脳神経外科病院が入ることが決定した。完成は2024年を予定。現在の病院は機能を変更して残り、シームレス医療の一部を担う。


地域の方々のために更なる高みを目指す寺坂院長は、まだまだ走り続ける。(文章一部抜粋、完全版は書籍をご覧ください)